対馬は雪国 ?

                               109年ぶりの大雪


     2010.03.10 暴風雪 吹雪 まるで雪国かのよう


数10年ぶりかと思える大雪に見舞われた。と思いきや実は、109年ぶりの大雪だったそうです。朝起きて、外に出ると一面の銀世界。彼岸も近いと言うのにこの寒さと大雪。外に駐車していた車の屋根は、5cm程の積雪。雪の生活に慣れていない対馬では、車両にタイヤチェーンを搭載していないのが一般的。勾配10度程度の坂でも一旦停車するとスリップして発進不可能。車両の後押しが必要。


いつもながらの交通規制が、ひかれた。山間部の内山峠、上見坂峠はタイヤチェーンを装着している車両のみ通行可能。鶏知の浪人坂の登り坂 (厳原方面) は、進行できない車が右往左往。厳原方向から下る車両もかなり慎重な運転操作です。そうです下りこそ慎重にすべきブレーキを踏むとズルズルとコントロールを失います。あきらめて引き返す車、ここは通行可能になるまで待つことを決め込んだトラック。車両から外に出て、あたりの様子を見ながら携帯電話で連絡を取る方。さまざまな判断を垣間見ることが出来る。


08:40 鶏知 浪人坂へ除雪に行くと思われる小型のショベルが、空港入り口付近を走行しているのを発見。除雪作業によりどれほど多くの車両が、対馬市の首都 「厳原」 にアプローチ出来ることやら。通勤時間前の早急の対応が、望まれます。


下記に久しぶりの大雪に見舞われた対馬の写真を掲載します。40年程前は、もっと降雪がありましたが最近は地球温暖化にともない積雪も多くありません。それだけ雪を見ると感動できるのです。多くない雪の為、その対策と対処に不慣れです。深夜から昼過ぎまでの長時間の降雪は、ほんとに久しぶりでした。この雪の影響で、対馬島内の路線バスは全便運休しました。飛行機も全便欠航かと思われます。18時頃長崎からのDH8の着陸音と福岡からのB737の着陸音を確認しました。交通のダイヤも一日乱れたようです。


また雪の為に 各機関 会社 漁協等業務に影響が出ました。業務を昼までで、終える。12:30対馬市広報からすべての道路においてチェーン規制とアナウンスがある。雪は、13時現在においても吹雪いている。


14:30 更に対馬市広報のアナウンスがある。「対馬市内のすべての道路においてチェーン規制。チェーンを付けていない車で、渋滞が発生しています。安全運転をお願いします。」


14:45 やっと雲が、動き始めて雲の切れ目から太陽が現れました。北西の風が、非常に強い一日でした。


17:20 対馬市広報 久田から豊玉町 田までの国道及び県道 佐須奈から比田勝までの国道及び県道のチェーン規制を解除しますとのアナウンスがある。大雪に振り回された一日でした。


           **注意  ここでの対馬市広報の表記は、対馬市ケーブルテレビの光回線を利用した島内全域に渡る各家庭への放送を指します。**


今回の大雪は、対馬市市役所で、16cmの積雪を観測されたようです。厳原の街中もショベルで、除雪しているのを動画ニュースで見ました。さながら雪国 対馬ですね。



鶏知市内の状況 T型交差点 左に行き厳
原方面 右に行き竹敷方面 画面手前が
空港方面です。

2010/03/10  09:00
大船越橋の手前鶏知方向から撮影。注意
書きの看板もうっすらと。この橋を渡り100
m先を左折さらに100m進行すると右側に
釣の家 があります。

2010/03/10  09:20
雪化粧の神光丸と第二はやぶさ

2010/03/10  11:00
鶏知市内の状況 写真が重複しました。ご勘弁を。

2010/03/10  09:00
釣の家の屋根も真っ白です。

2010/03/10  09:30
雪化粧に輝く
釣の家の ロゴマーク。車の屋根もご覧の
通り。

2010/03/10  09:30
屋根から滑り落ちた雪の固まり 純白の汚
れのない雪を見るのも久しいこと。

2010/03/10  18:00



上記までの書き出しは、2010.03.10のほぼリアルタイムの記述。




***これからは、大雪から一夜明けた鶏知 浪人坂から厳原市内の様子***
2010.03.11記述



鶏知 浪人坂は、昨日とうってかわりすんなりと坂を登板出来た。浪人坂トンネルを出た瞬間 !トンネルを出たら雪国だった。その言葉が、ピッタシの光景だった。あたり一面銀世界。ひぇーこんな凄い雪。路面も凍結しているスピードダウンして安全運転。ゆっくりながらも交通の流れは、スムーズ。車は、根緒、小浦と進行する。どうも厳原に近づくほど大雪になっている気配を感じる。小浦の国道から見る景色も山間は、雪で真っ白。
            

厳原のトンネルを出たら予感通り雪の量が、一段と多いのに気づく。まるで雪国さながらの状態。桟原あたりは路面が凍結している。雪は、除雪されて道路の左右に雪の大きな塊がある。平坦な道路で、あるがここは慎重な運転に終始する。一歩間違えば他車への衝突もしくは自損事故につながる。確かにこの厳原の町並みは、かつて見たことがない雪国の様相を呈していた。


対馬交流センター前には、ビッグな雪ダルマが二個作られていた。大雪の嬉しさのあまり子供が、作ったのかな ? この雪の影響で、学校も15校ほど臨時休校になっている。今回の大雪は、厳原測候所が1901年に観測した9センチの積雪を上回る大雪だったこと。また対馬市ケーブルテレビでは、「109年ぶりの積雪。どうですか!見事な美しい庭園」と現場から興奮気味にリポートした異例の放送があったようです。残念ながら放送は、見ていません


この大雪は、どうやら対馬の東西で、積雪に大きな違いがあったようです。豆酘(つつ) から比田勝まで対馬を縦に直線的に割ると東側で、大雪に見舞われたようです。当日の風は、北西の風が強く高い山(矢立、有明、白嶽)を持つ厳原町は、風止まりになり多くの雪をもたらしたようです。上対馬方面でも東側に大雪の情報が多い。どうも対馬の西側の地帯では、降雪は大したことなかったようです。雪雲を伴った低気圧の接近といろんな気象条件が、重なり109年ぶりの大雪になったと結論できそうです。この雪による交通の影響は、三月十一日夕方までに及ぶ




風景に戻る    トップヘ
 




   
 プライバシーポリシー